定期的な収入を得ることができ、資産形成として人気の高い高配当株。この記事では、初心者にもわかりやすく高配当株の基礎知識や選び方を解説し、実際に筆者の購入している高配当株についても紹介します。
◆目次
1.高配当株の基礎知識
2.高配当株の選び方・ポイント
3.おすすめ銘柄
4.まとめ
1.高配当株の基礎知識
高配当株とは、配当金の割合(配当利回り)が高い株式のことを言います。安定したインカムゲイン(配当収入)を得ることができるので、投資初心者から上級者まで人気があります。
まずは、配当金についての基礎知識を紹介します。

全ての会社が配当金を支払っているわけではなく、配当を出していない会社もあります。また、配当という形ではなく株主優待という形で、株主に利益を還元する会社もあります。
次に高配当株のメリット・デメリットを解説します。
高配当株のメリット
・安定した収入源:株価が上下しても、配当金が定期的に入るため安心感がある。
・長期保有に向いている:企業の成長とともに配当も増える可能性がある。
・再投資による複利効果:配当金を再投資することで資産が加速度的に増える。
高配当株のデメリット
・株価の成長性が低い場合もある:成熟企業が多く、急成長は期待しづらい。
・減配リスク:業績悪化などで配当が減る可能性もある。
・税金の負担:配当金には所得税・住民税がかかるため、手取りが減る。

多少の株価の増減があっても比較的安定した収入が得られるのはうれしいですね。ただし当然ですが、通常の株式投資と同じでリスクはあります。
2.高配当株の選び方・ポイント
配当利回りが高い企業はたくさんあり、どのような企業を選べばよいか迷ってしまうと思います。この章では、高配当株を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。
これらの基本的なポイントを抑えた上で、自分なりの分析をしてさらに成長しそうな企業であったり、自分の興味のある業種や応援したい企業を選ぶのが良いと思います。
①配当利回り
配当利回りは「年間配当金 ÷ 株価」で算出され、投資額に対するリターンの目安となり、一般的に3〜6%が安定的な高配当とされます。
ただし、利回りが10%などと極端に高い場合は、業績悪化による株価下落が原因の可能性もあるため注意が必要です。
②増配率
増配率とは、企業がどれだけ配当金を増やしているかを示す指標です。
過去数年にわたり継続的に増配している企業は、利益成長や株主還元に積極的である傾向があります。特に「連続増配企業」は信頼性が高く、将来的な配当収入の増加も期待できます。安定した増配実績は長期投資において重要な判断材料です。
③業績の安定性
業績が安定している企業は、景気変動に強く、安定した配当を継続しやすいです。売上や利益、営業キャッシュフローが毎年安定しているかを確認しましょう。
さらに、生活必需品やインフラ関連企業などは、景気に左右されにくく、高配当株として人気があります。
④配当政策の明確さ
配当政策の明確さは、高配当株を選ぶうえで重要な判断材料です。
企業が「安定配当」「増配方針」「配当性向の目安」などを明示している場合、将来の配当予測が立てやすく、長期投資に安心感をもたらします。
また、IR資料や株主通信で配当方針を定期的に発信している企業は、株主還元に積極的で信頼性が高い傾向があります。
3.おすすめ銘柄
次におすすめの銘柄を3つ紹介します。

紹介する3社については、まぐろも既に購入していて配当金を貰っています。
①ヒューリック(3003)

配当利回り:約3.7%(2025年10月時点)
配当性向 :約40~50%
・都心部のオフィスや店舗、ホテルの不動産賃貸事業が主力の企業
・2008年以降、17期連続で増配を継続中
・300株以上保有で3000円相当のカタログギフトの株主優待もあり
②武田製薬

配当利回り:約4.4%(2025年10月時点)
配当性向 :約40%
・日本最大の製薬会社、2025年度は営業利益1兆円兆を見込む
・配当方針が「安定的かつ持続可能な配当の提供」
・医薬品業界は景気に左右されにくく、ディフェンシブ性が高い
③三菱HCキャピタル

配当利回り:約3.8%(2025年10月時点)
配当性向 :約40%
・総合リース企業として、不動産・航空機・環境エネルギー・医療機器など幅広く展開
・2025年時点で、26期連続増配を継続中
・IR資料で「持続的な増配」「安定的な株主還元」を明言しており、信頼性が高い

特に連続増配の銘柄は安心感があっていいですね。そういった企業は安定した成長をしていることも多く、株価も上がっていくのでダブルでお得。
4.まとめ
高配当株の基礎知識から選び方の解説と、おすすめ銘柄の紹介をしました。
高配当株は定期的な収集を得られることもあり、とても人気のある投資方法です。
実際に手元にお金が入ってくると、株価の上昇の含み益よりも、実際に投資の利益を得ているという実感も湧きやすくモチベーションも上がります。
投資の第一歩として、高配当株取引を始めてみてはいかがでしょうか。


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