お金を増やしていくための大きな第一歩。この記事では、「株式投資の始め方」について、ステップに分けて、具体的なやり方と初めての方に向けたアドバイスをわかりやすく紹介します。
◆目次
1.はじめに
2.株式投資とは?
3.実際に始めてみよう
ステップ⓪ 証券口座開設の準備をする
ステップ① 証券口座を開設する
ステップ② 投資する金額を決める
ステップ③ 銘柄を決める
ステップ④ 実際に株を買う
ステップ⑤ 株価を確認しアクション
4.初心者向けのアドバイス
5.まとめ
1.はじめに

「株式投資って難しそう」「損しそう」そんなイメージを持っていませんか?
でも実は、誰でも気軽に始められるのが株式投資です。
この記事では、投資初心者でも安心してスタートできる
株式投資の始め方をわかりやすく解説します。
2.株式投資とは?
株式投資とは、企業が発行する株式を購入することで、その企業の一部の所有者(株主)となり、企業の成長や利益に応じて配当金や株価の値上がり益を得る投資方法です。企業は資金調達のために株式を発行し、投資家はその株式を市場で売買します。株式の価格は企業の業績、経済状況、投資家の心理などによって日々変動します。
株式投資の魅力は、企業の成長に伴って資産が増える可能性があることです。特に長期的に優良企業に投資することで、安定したリターンが期待できます。一方で、企業の業績悪化や市場の変動によって損失を被るリスクもあるため、慎重な判断が必要です。
3.実際に始めてみよう

ここからは実際に株式投資を始めるための方法をステップに分けて紹介します。
難しいことは全くないので、ひとつひとつ進めていきましょう。
株式投資の前にやっておくと良い事前準備はこちらで紹介
ステップ⓪ 証券口座開設の準備をする
株を買うためには証券口座を開設する必要があります。証券口座開設には本人証明等、色々な情報を登録していくことになりますが、マイナンバーカードがあると手続きがとてもスムーズになります。必須ではないですが、是非とも作っておくことをオススメします。
◆マイナンバーカードで手続きするメリット
(1)口座開設がスムーズになる
・本人確認書類として使えるため、運転免許証などを別途用意する必要がありません。
・オンラインでの申し込みが完結しやすく、郵送の手間も減ります。
(2)税務処理が簡単になる
・証券会社が税務署に必要な情報を自動で提出できるため、
確定申告が不要になるケースがあります(特定口座・源泉徴収ありの場合)。
(3)NISAやつみたてNISAの申し込みに必須
・非課税制度を利用するには、マイナンバーの提出が義務付けられています。
(4)口座管理が安心・安全
・本人確認が強化されることで、なりすましなどのリスクが低減されます。

マイナンバーカードがなくても「通知カード+本人確認書類」で申し込むことは可能ですが、手続きがやや煩雑になります。
ステップ① 証券口座を開設する
まず、どの証券会社を利用するかを決めましょう。初心者には手数料が安く、操作が簡単なネット証券(SBI証券、楽天証券など)がおすすめです。ネットでたくさん情報を得られる時代、どのような株を買うかは自分で十分判断できます。なので窓口で手続きをする証券口座や銀行などで口座を開設する必要はないです。
証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ページから申し込みを開始します。必要な情報(氏名、住所、職業、年収など)を入力し、本人確認書類を提出します。マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー提出が一度にできるため便利です。通知カード+運転免許証などでも対応可能ですが、手続きに時間がかかる場合があります。
申し込み後、審査が行われ、数日以内にログイン情報や口座番号が通知されます。口座が開設されたら、銀行口座から証券口座へ入金し、いよいよ株式の購入が可能になります。NISAやiDeCoなどの制度を利用する場合は、追加の申し込みが必要です。開設後は、アプリやウェブで簡単に取引や資産管理ができます。

NISAやiDeCoはとてもお得な制度なので是非利用すべきです。
口座開設の際にはあわせて手続きをしましょう。
ステップ② 投資する金額を決める
投資する金額を決める際は、まず「生活に支障が出ない範囲」であることが大前提です。株式投資は元本保証がないため、万が一損失が出ても困らない「余剰資金」で行うことが重要です。生活費、家賃、光熱費、緊急時の予備費などを除いた、使い道が自由なお金から投資額を決めましょう。
初心者の場合、月1万円〜3万円程度の少額から始めるのがおすすめです。最近では1株から購入できるサービスもあり、数千円で投資を体験できます。無理に大きな金額を投じるよりも、少額で経験を積みながら徐々に投資額を増やす方がリスク管理にもつながります。
また、投資の目的によって金額の考え方も変わります。老後資金の準備、子どもの教育費、資産形成など、ゴールに応じて毎月の積立額を設定すると計画的に運用できます。収入や支出を見直し、無理のない範囲で継続できる金額を選ぶことが、長期的な成功への第一歩です。
ステップ③ 銘柄を決める
銘柄選びは投資の成否を左右する重要なステップです。まず、自分の投資スタイルを明確にしましょう。短期売買で値動きを狙うのか、長期保有で安定的な成長を期待するのかによって、選ぶ銘柄が変わります。
長期投資の場合は、業績が安定していて将来性のある企業を選ぶのが基本です。売上や利益が右肩上がりか、自己資本比率が高く財務が健全かなど、企業のファンダメンタルズ(基礎的な経営状況)を確認しましょう。また、身近な商品やサービスを提供している企業は理解しやすく、情報も集めやすいので初心者にはおすすめです。
一方、短期売買では株価の値動きや出来高、チャートの形状などテクニカル指標を重視します。ニュースや業界のトレンドにも敏感になる必要があります。
分散投資も大切です。複数の業種や企業に投資することで、リスクを軽減できます。最終的には「自分が納得できる理由」で選ぶことが重要です。情報収集を怠らず、冷静に判断する習慣を身につけましょう。
ステップ④ 実際に株を買う
銀行口座から証券口座へ資金を入金します。入金が完了すると、いよいよ株の購入が可能になります。証券会社の取引画面で「銘柄名」や「銘柄コード」を検索し、株価や企業情報を確認します。購入する株数を決めたら、「成行注文」(価格を指定せずにすぐ買う)か「指値注文」(希望価格を指定して買う)を選び、注文を確定します。
注文が成立すると、株が自分の保有銘柄として表示されます。購入後は株価の動きや企業のニュースを定期的にチェックし、必要に応じて売却の判断を行います。まずは少額から始めて、操作に慣れることが成功への第一歩です。
ステップ⑤ 株価を確認しアクション
株価をチェックする方法はいくつかありますが、最も手軽なのは証券会社のアプリやウェブサイトを使う方法です。口座を開設した証券会社の取引画面では、自分が保有している銘柄の現在の株価、前日比、チャート、出来高などがリアルタイムで確認できます。お気に入り銘柄を「ウォッチリスト」に登録しておけば、いつでも簡単にチェックできます。
また、Yahoo!ファイナンスやGoogle検索でも銘柄名やコードを入力するだけで株価情報が表示されます。スマホアプリでは「株価アラート」機能を使えば、設定した価格に達したときに通知を受け取ることも可能です。
株価だけでなく、企業の決算情報、業界ニュース、為替や金利の動向なども合わせて確認することで、より深い理解が得られます。特に長期投資の場合は、日々の値動きに一喜一憂せず、定期的にチェックする習慣をつけることが大切です。自分に合ったツールを活用して、無理なく継続できるスタイルを見つけましょう。
4.初心者向けのアドバイス
ステップを踏んで始めれば、株の売買自体はとても簡単にできてしまいます。簡単にできてしまう為に、「楽に儲けたい」「短期的に儲けたい」という考えが出てしまいがちですが、お金を失ってしまうというリスクがあるという事を肝に銘じて株式投資をしていきましょう。
◆初心者向けのアドバイス
(1)学ぶことが大事
・投資の基本用語(株価、配当、PER、PBRなど)を理解する。
・何をしているかわかっていない会社の株を買わない。
(2)余剰資金で始める
・生活費や緊急資金とは別の「使っても困らないお金」で投資する。
・少額から始めて、慣れてきてから徐々に投資金額を増やす。
(3)感情に流されない
・株価の上下に一喜一憂せず、冷静な判断を心がける。
・SNSや噂に惑わされず、自分で情報を確認する習慣をつける。
(4)少数銘柄に集中しすぎない
・1社に全額投資すると、その企業の業績悪化で資産が大きく減る可能性がある。
・業種や企業を分けて投資することでリスクを分散できる。

とは言え、誰でも最初は失敗はあると思います。
自分の失敗や、他人の失敗を参考にして、焦らずやっていきましょう。
まぐろの投資経験談(主に失敗談)も是非参考にして下さい。
5.まとめ
初心者向けの株式投資の始め方を解説してきました。難しそうで始められないと思ってた人もこの記事を見れば、株を買うという事はできると思います。
ただし、それは本当の一歩目だけで、株式投資は始めてからが本番です。
少しずつ学びながら経験を積んで、自分にあった投資方法を確立していきましょう。
少額から、分散して、長期目線でコツコツ続けることが大事です。リーマンショックやコロナショック、今まで様々な暴落を乗り越えて、世界は成長し続けています。一時の感情に流されず、決して焦らず、株式投資をしていきましょう。
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