新NISAが始まってもう2年近くになります。この記事では、新NISAって何?始めたいけど儲かるの?という人向けに、新NISAの基礎知識や実際の運用例についてわかりやすく解説します。
◆目次
1.新NISAとは
2.新NISAの始め方
3.実際の運用例(筆者の実例)
4.まとめ
1.新NISAとは
新NISAの基本について簡単に解説します。
主な特徴は5つあります。
新NISAは、以前の期間限定で年間投資枠120万円の旧NISAから改良されて2024年から導入されました。
株式や投資信託で得た利益は、通常約20%の税金がかかるのですが、NISA枠で購入した株式や投資信託で得た配当金や売却益については、非課税になるというのが最大のポイントです。
例えば、200万円で購入した株式が値上がりして300万円で売れた場合
通常 100万円の利益に20%課税 手元には280万円残る
NISA 100万円の利益は非課税 手元には300万円残る
さらに、旧NISAではこの非課税期間が5年間でしたが、新NISAでは無制限となっています。
また、年間投資枠はつみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円合わせて、合計360万円と大幅に上がり、売却した分の枠は翌年以降に再利用できます。
項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
年間投資上限額 | 120万円 | 240万円 |
生涯投資枠 | 600万円 | 1200万円 |
投資対象 | 金融庁が選定した長期・分散投資向けの投資信託・ETF | 上場株式、投資信託、ETF、REITなど幅広い商品 |
購入方法 | 定期・継続的な積立 | 好きなタイミングで購入可能 |

配当金や売却益が非課税というとてもお得な制度です。何となく危ないと思ってる人も多いと思いますが、ポイントをしっかり理解できれば、何もデメリットもない神制度だとわかると思います。
2.新NISAの始め方
新NISAを始めるには、まず証券口座を開設する必要があります。
証券口座の選び方については、こちらを参考にして下さい。
自分にあった証券会社を選んで、口座を開設する際に、新NISAについての申請について必ず案内があるので、案内に従って申請を行って下さい。

証券口座はSBIや楽天などのネット証券がオススメです。また、証券口座を開設する際は、ポイントサイトを経由すると、口座開設するだけで数千円以上のポイントが貰えるので、必ずポイントサイトは利用しましょう。
3.実際の運用例(筆者の実例)
実際に新NISAをやってみた実例を紹介します。
まぐろは、新NISA開始から積立投資を始めています。
初年度は、つみたて投資枠120万円分の投資信託を毎月定期購入、成長投資枠の120万円を投資信託の毎月定期購入、残り120万円で高配当株を購入しました。
現在2年目の途中ですが、今年はすべての投資枠で年間360万円になるように投資信託を定期購入しています。
銘柄 | 積立設定 | 開始年月 |
---|---|---|
SBI・V・S&P500 | 10万円/月(年間120万円) | 2024年1月~ |
SBI・iシェアーズ・インド株式 | 10万円/月(年間120万円) | 2024年1月~ |
iFreeNEXT FANG+ | 2万年/週(年間120万円) | 2025年1月~ |
そして実際の運用実績がこちら

つみたて投資枠は、2024年からコツコツ積立ててまずが、米国経済が絶好調なので+18.7%となってます。一時期トランプショックで値下がりした時はヒヤヒヤしましたが、持ち続けることでしっかりと利益を上げることができました。

インド株式の投資信託は2024年から毎月10万円積立ててますが、マイナスにはなってないものの正直ぱっとしない感じになってます。将来の値上がりを期待して、積立投資はこれからも続けていく予定です。
一方で、FANG+は2025年1月から毎週2万円積立て始めてとても順調です。ただ、こちらは一部トランプショックで値下がりした際に、追加で購入したので、普通に積立てしている場合よりもより利益を得られてます。
成長投資枠なので、こういった柔軟な対応もしやすいですね。

2年目の途中ですが、+60万円程度とそれなりの運用益になってます。といっても20年30年後を見据えた投資なので、一時的な上げ下げは気にせず投資を続けていきます。
4.まとめ
新NISAの基礎知識と実際の運用例を紹介しました。
新NISAという言葉は聞いたことがあるけど何か怪しい。というように思っている人も多いかもしれませんが、正しい知識を理解する事で、決して怪しくない、むしろメリットしかない制度であるとわかると思います。
この神制度を使わないのは非常にもったいないです。
まずは、少額からでも積立てを始めてみてはいかがでしょうか。
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