【株式市場】高市相場でどうなる?個人投資家のとるべき行動【為替】

資産形成小話

2025年10月に高市早苗氏が日本初の女性総理大臣となりました。この記事では、この日本の大きな政治の変動によって、株式市場や為替がどう動いていくか、我々個人投資家がどう動くべきかを、わかりやすく解説します。

◆目次
1.株式市場について
 1-1.株高の背景
 1-2.今後の見通し
2.為替について
 2-1.円安の背景
 2-2.今後の見通し
3.高市相場でどう立ち回るか
4.まとめ

1.株式市場について

 高市早苗氏が自民党総裁になったタイミングで大きく日経平均が上がり、総理大臣となった今も高い水準でもみあっています。この一連の動きの中で日経平均は史上初の5万円台に接近するほどとなりました。

 まずはこの株式市場の反応についてと、我々がどうすべきかについて考えてみます。

1-1.株高の背景

 市場が高市総理に対してなぜここまで好感を受けているかは、高市総理の政策スタンスの影響が大きいです。

 高市総理は、積極財政経済安全保障AI半導体産業の強化などを掲げ、アベノミクスに近い経済政策を志向しており、財政出動による景気刺激や、長分野への資金流入、企業業績の改善などへの期待が高まりました。

 特に防衛関連やAI・半導体関連銘柄は、政策の恩恵を受けるとの見方から買いが集中し、年初来高値を更新する銘柄も続出しています。

 これには、外国人投資家も好感し、日本株の買い越しが急増した結果、総裁選後の2週間で1兆円以上の資金が流入したと言われています。

アベノミクスの正当継承者というような経済感覚は、とても期待しています。ただ、金融資産への課税だけは勘弁してほしいです。

1-2.今後の見通し

①高市政権の政策実行力
 政策への期待が現在の株高を後押しする一因となっています。高市政権の掲げる政策がどれだけ迅速に効果的に実施していくかが、今後の株式市場に大きな影響を及ぼしていきます。

②為替の動向
 高市政権の誕生により、為替は大きく円安ドル高方向となっており、これらは輸出企業に置き風となっています。為替の動向には注視が必要です。

③テーマ株への資金流入
 高市政権の掲げる政策に合致している、国防関係やAI・半導体や原発関連株に資金流入が続いており、これがどこまで続いていくかが重要になっていきます。

2.為替について

 次に為替相場について考えてみます。

 高市早苗氏が自民党総裁となると、為替相場は大きく反応しました。それまでのレンジ相場から大きく円安方向に窓を空けて、一気に152円台へ突入しました。

あの窓を空けての上昇を見た時はゾクっとしました。あれで散っていったショート勢もたくさんいそうですね。。。

2-1.円安の背景

 この円安の背景には、政権交代への期待感もあると思いますが、高市早苗氏の政策が大きく影響しています。

 高市早苗氏は、日銀との連携強化を掲げており、急激な利上げには慎重な姿勢をとっています。これにより、円とドルの金利差が小さくなるタイミングが後退するという期待から、円安ドル高へ進んでいます。

 また、高市早苗氏は、防衛関係やAI・半導体産業、原発などへの成長投資を打ち出しており、これを実現するためには、大規模な財政支出が必要になり、これも円安への圧力となります。

なぜ財政支出をすると円安になるのか?
・資金調達のために国債を発行し、それを日銀が買い支えることで円の供給量が増加
・国の借金が増えることで、日本への信用が下がり、円を持つことがリスクとなり、
 円を売ってドルを買うという方向になる。

2-2.今後の見通し

 今後も円安が続いていくか?それは誰にもわからないことですが、今後の為替については、以下のような視点が重要になっていきます。

①高市政権の政策実行力
 株式市場でも書きましたが、政策への期待が現在の円安を後押しする一因となっています。高市政権の掲げる政策がどれだけ迅速に効果的に実施していくかが、今後の為替に大きな影響を及ぼしていきます。

②日銀との関係性
 日銀・植田総裁との連携が今後どうなっていくかも非常に重要なポイントです。高市総理のスタンスとどこまで日銀が同調し、利上げに慎重になるかには注視が必要です。

③米国の金利動向
 米国の金融政策も非常に重要です。FRBの利下げタイミングが後ろにずれるほど、当然円安ドル高相場は継続していきます。

長期的には金利差縮小で円高に収束していくとは思いますが、そのタイミングが前政権から比較するとかなり先になりそうに思います。

3.高市相場でどう立ち回るか

 高市政権が誕生したことで、日経平均は大幅高、円安ドル高となり、日本株式為替市場は新たなフェーズに入ったと考えられます。政策期待での株価の急騰に飛びついて損しないように、しっかりと企業の実力や、米国を中心とした世界経済との関連を見極めて投資を進める必要があります。

 短期的な視点
 まさに現在の過熱状況にある中で、急騰銘柄の購入や利益確定のタイミングを良く見極める必要があります。

 期的な視点
 今後の経済対策法案の策定や、臨時国会中の補正予算案などにより、株式市場の動きが大きく変わってきます。これら政治の動きに注視し、投資スタンスを柔軟に変えていきましょう。

 長期的な視点
 高市政権の誕生により、日経平均は最高値を更新していく局面となり、日本経済の新たなステップに入っていると言えます。このような環境下で今後も堅調に成長する見込みのある企業を見極めていくことが、将来日経平均が5万6万となるかもしれない中での大きな財産になると思います。

とりあえずまぐろは一旦静観しています。個人的には景気が良くなると思っているので、冷静に押し目でインできたら理想。

4.まとめ

 高市政権の誕生で過熱する株式市場と為替について、考察をしてきました。

 政権交代は毎回大きなイベントでありますが、積極財政を銘打ち、アベノミクスを思わせる高市早苗総理の誕生は、今まで以上に株式市場に大きな影響を与え、今後もしばらくはこの過熱感は続いていくと思います。

 我々のような個人投資家にとっても大きなチャンスである一方で、情報に踊らされて大きな損をするリスクのあるタイミングとも言えます。

 熱い市場の中でも冷静に状況を確認・考察し、投資判断をしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました